
〈表紙撮影現場の裏側 アートディレクターの挑戦〉イチョウ並木の紅葉を5種類のさつまいもで表現できる!?
コープさっぽろの広報誌、Cho-co-tto(ちょこっと)の表紙をデザインしているアートディレクター・佐孝さんが語る、表紙撮影現場の裏話をお届けします。
11月のちょこっとは「さつまいも」特集。
とある日、表紙案を決めるべく会議が行われました。
会議は和気あいあいと進んでいましたが、あるアイデアの登場により、一気に緊張感が走りました。
「秋といえば、やっぱり紅葉だよね。さつまいチップスをたくさん敷き詰めたら紅葉に見えるよね。それを使ってイチョウ並木を表現したらどう?」
「いろんな品種を使って紅葉の色どりを表現したらいいよね。」
・・・一瞬の沈黙。
(え?さつまいもチップスで埋め尽くす?)
(何本さつまいも必要なの?)
(いろんな品種って?紫いもとか?)
編集室スタッフは顔を見合わせ、目で会話を繰り広げます。
そこでアートディレクター佐孝さんが口を開きました。
「やってみます・・・!」
そして完成したのがこちらです。
思わず足を踏み入れたくなるような一面の落ち葉!
さつまいも5品種、全部で25本を使用した力作です。
その苦労が垣間見える裏話、ぜひご覧ください。
* * *
すっかり秋ですね。
イチョウの葉がきれいにいろづいています。
芸術の秋より、食欲の秋!デザイナーの佐孝です。
11月号の素材は「さつまいも」。
さつまいもで、美しいイチョウの落ち葉を表現してみました。
秋を感じていただけましたか?
今回の撮影にあたり、
大量のさつまいもチップスをつくっていただきました。
用意したさつまいもは
・紅ゆうか
・シルクスイート
・安納芋
・鳴門金時
・紫さつまいも
こちらを各5本、計25本分のチップスです。
一番いい黄色がでたのは、安納芋(写真上)でした。
あとは割と同じ感じですが、紫はまた異彩を放っておりました。
今回のチップスは、オーブンを使ったノンフライ製法!
大量に必要だったので、スタイリストさんが夜なべしてつくってくれました。
焼き具合を見ながら、ひっくり返したり、
水分をとったりするので、ものすごく時間がかかったようです。
ありがとうございます!!
(オーブン2台をフル稼働してくれました)
できあがったチップスは、落ち葉のように、パリッパリでした。
そしてヘルシー!!
二枚目の写真は
別案の表紙です。
夜なべの成果が一番でている表紙になります。笑
大量!!
でも写ってはいませんが、この4倍の量はあります。汗
もちろん、食べてもおいしいチップスでした!
文・写真/佐孝 優
編集(note)/池 真由